HECHO EN MEXICO

昨日の夜、別府市中央公民館(旧別府市公会堂)へ行った。
舞台「HECHO EN MEXICO」を観るためである。

別府市中央公民館(旧別府市公会堂)は、1924年(大正13年)に当時逓信局所属の建築家吉田鉄郎氏によって設計されたもの。1924年といえば、コルビュジェがエスプリヌーヴォー館を設計したくらい、といってもこの場合分かりにくい。エストベリのストックホルム市庁舎と同じくらいというと、おぉ、すごくがんばっていたんだなと、実感が湧きます。今井兼次先生がヨーロッパを旅してエストベリに会ったのが1926か27くらいみたいです。吉田鉄郎恐るべしです。また、「別府大正ロマンの生き証人」といってもいいかもですね。

建築ってのは、日本人はなかなか古いものを残そうって感覚になりにくいです。目先の機能を優先してしまう。かなり一生懸命言わないと、大事なものだってわかってもらえないところはあると思います。「おまえら建築マニアの事情だけだろ」といわれちゃう。でも、「別府大正ロマンの生き証人」なんていうと、少しはみなおしてもらえるかしら。日本の一時代の文化をおしえてくれる貴重な存在だと思います。
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話は戻って、舞台「HECHO EN MEXICO」について。

日本人の坂本裕子さんがプロデュース、メキシコ人の演出・脚本家ミゲルさんによるもので、
全国から公募の役者さんやダンサーとワークショップ経て実現したとのこと。
http://www.wix.com/nadieshda_japan/nadieshda
BEPPU PROJECTさんも協力されていたようです。

舞台は、とても楽しいものでした。
思わず腹をかかえながら、でも、メキシコの社会の有り様がすごくよくわかった気がします。
何も考えずともとても楽しい劇なのですが、
やはりここでひとつ考えておかないといけないでしょう。
「グローバリゼーション」あるいは「アメリカ」について。
メキシコは、アメリカとの関わりが、日本とはまた違ったやっかいさがあるのですね。
また、同質の問題を抱えていることもわかりました。

日本と海外の芸術の違い、それはどうしてもこの事への深い洞察とか意識があるのかなと思います。
普段から文化的な摩擦が近くにあるからかもしれません。
自分はいったい何者なんだろう、という問い。
そして、「グローバリゼーション」「アメリカ」「資本主義」について。

日本ではなんだか議論しにくいですよね。なぜだろう。
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by dabura_m | 2010-12-20 21:59 | art


建築家/DABURA.m代表 の 光浦高史です


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建築家。1977年生まれ。早稲田大学理工学部建築学科を卒業後、2000年~2007年青木茂建築工房に所属。その間、住宅、再生建築、公共建築など様々なプロジェクトのデザイン・設計監理 を担当。青木氏の著作や学術研究にも参加。2009年より、池浦順一郎と「DABURA」を共同で主宰。大分市をベースに九州・山口で設計活動中。
1級建築士。

住宅やクリニックをはじめ、さまざまな建築設計・デザインにとりくんでいます。お気軽にご相談下さい。
mitsuura@dabura.info

<受賞>
2010年豊の国木造建築賞・優秀賞
ART PLAZA U-40建築家展2011にて投票第1位獲得
九州建築家バトル2011にて優勝

<作品2010>
ココロアニマルクリニック+池田邸
黒田歯科クリニック
<以前の担当作品>
湯布院のゲストハウス
「佐伯市蒲江 海の資料館・時間(とき)の船」
S邸

HP : www.dabura.info
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